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March 22, 2006

衆院法務委員会ダイジェスト-7保坂質問

第7弾です。社民党の保坂議員の質問は、非常に短い時間の中で、国外との情報連携に的を絞った。
 法案にある自動化ゲートは、日本人にも外国人も対象とするが、法案が対称にしているのは、
外国人だけというロジックらしい。日本人については、法60・61条の「省令で定める手続きにより入国審査官から出国(入国)の手続きを受けなければならない」という法規定を根拠にするのみで、立法はいらないという判断のようだ。
 61条の9は、海外の入国管理局および捜査当局に情報を提供する旨で、前回の通常国会で改正されたばかりの条文だ。

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保坂展人:現在保管されている指紋情報にはどんな類型があるのか。

三浦:退去強制者の指紋情報をもっている。
   検察で持っている情報はわかりません。
   犯歴者には警察の方で持っているのでしょう。

保坂:おおむね何件持っていますか?

三浦:入管では80万人分、警察ICPO系の情報、国際関係で1万件ほどあると聞いている。

保坂:本人識別の確度はどうか。本人拒否と他人受け入れのそれぞれについて。

三浦:10万分の1くらいの確度で起こりうると聞いている。

保坂:要注意人物情報と照会するという答弁ですが、法的根拠は?

三浦:外国の方が自動化ゲートを利用されるので、上陸拒否事由にあたる方となる。

保坂:外国の方? 日本人の登録とはどこで読めるんですか。

三浦:今回の改正法においては日本人の部分はない。
   日本人は入国審査官確認しなければならないということがあるのみ。

保坂:日本人の保管期間は?

三浦:ご本人が利用を止めるまで。

保坂:死亡時に削除されなければ、永遠ということもあるのか。

河野:死亡した場合は家族による申告に

保坂:指紋や顔写真の提供は61条9の規定によれば外国、他機関にできるんでしょ。

三浦:自動化ゲートは問題のない人ということですから普通それは考えられない。

保坂:「自動化ゲートでは」とか「普通は」とかでは答弁にならない。

三浦:(包括的に)61条9に従い、指紋や顔写真の提供はしないし、逆に提供も受けないと、断言できますか。原則ですよ。答弁できるまで待ちます。

三浦:入管業務に資すると認められないから提供しない。
   61条9 は日本と海外の入国管理局間の情報のやり取りですので、この条文は委員のいうような情報交換には使わない。

保坂:61条の9以外では、日本人や外国人の指紋や顔写真を蓄積するのだが、海外から照会があった場合にこれに応じて提供するのか。また、提供を受けるのか。

杉浦:精査して後日この委員会で答える。

----------以上

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衆院法務委員会ダイジェスト-6平岡質問

第6弾は平岡議員ですが、民主党で今回の法案の「担当者」だそうです。
平岡議員は、予算と個人情報の用途をリスト化し、明確にするようにという趣旨で展開。
先日70億~100億円と答弁されている導入予算だが、これがどこまで
を含むものかは、あいかわらずわからない。
この法案について杉浦法相は、河野副大臣に一任しているかのように振舞い、
深く理解していない様子が顕著。メモにはないが、途中で
「三浦(入国管理局長)抜きで審議するぞ!」と威嚇した一幕がありました。

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平岡(民主):部分的な修正案も出したい。
今回の施策に必要な予算は70億でいいのですか。

河野:最低でも70億、レスポンスを良くするなら100億円。

平岡:どこにデータベースは入っているのか。

三浦:この図面にもあるように、ICPOの指紋リストと入国管理局の持つ指紋リスト。過去の採取した指紋に当てるということは考えていません。強制退去者とICPOの指紋と当てるだけである。

平岡:ちゃんと予算を示さなければ審議はできない。予算を示せ。

三浦:30秒以内に反応がでるというスペックにすると70億円。700万人70年50億人の指紋を管理するのにいくらかけるのか。

平岡:言っているのは、使い方だ。予算が示されなければならない。

河野:ここでシステムは、来日時に照合システムだけ。
情報を管理するシステムについては、年々費用が変わる。

平岡:システムの構成や予算が示されない。

三浦:膨大な数の指紋に当てることはしない。ブラックリストだけだ。
 ドュモンの件のようなケースは、時間をかけても調査できる。

平岡:いくら掛けるのか、それが示されなければ審議できない。
次に

三浦:入国審査時に何千満という指紋と当てることは考えていない。

河野:入ってきた指紋を名寄せして、別名の入国記録があったら、

平岡:この資料に名寄せなんてまったく書いてない。いったいなにをしようとしているんだ。名寄せは今回の法案に書いてあるのか。

河野:利用目的は極めて簡単。第一にテロ防止、第二に入国管理です。

平岡:なにをしようとしているのか全部だせ。そうじゃなきゃ。審査できない。私はもう一度質問するから。

河野:諸外国から提供された情報等に基づいて、照会してテロリストの侵入を防ぐ。不正に複数の旅券を使ったりする外国人のリストを作ってブラックリストに加える。

平岡:それでいいんですね。それだけで。

三浦:

平岡:政府の統一見解を出してください。どんな

杉浦:ちゃんと出している。

平岡:この指紋によって省の内外にわけでどう利用するのか、大臣が示すか? ここでいえれば私も引き下がる。

河野:

平岡:法務省の中でどう使うのかの一部ですよね。
 法務省から外に出て行くのか。
 大臣・大臣です。

杉浦:外部に出す場合には、保護法に認められる範囲内で個別に提供する。

平岡:それじゃあ答えにならない。それで採取される人が納得するか。

平岡:先ほど、70年は論理的な最大数値だということだが、速記録にもあるが、先日はしたいと副大臣が答えている。副大臣の意向であるとしていいか。

河野:予算や技術が許す限りはキチット70年保管したい。

平岡:70~80年ということでいいのか。

杉浦:副大臣がいったとおり、論理的な値をだし…

平岡:食い違っているじゃん。統一見解をだしてください。
河野さん将来の総理になろう方という方なんだから、きちんとぎろんしてください。副大臣の意向ということでいいんですね。

河野:いずれではなくて9月にでも総理になりたいと考えている。その点だけ訂正させてください。

河野:浸入窃盗の●割、浸入強盗の●割が不法滞在の外国人による犯行であります。アルカイダから名指しされている。

杉浦:保存期間は決めていません。法律を通して、可能なところはやる。

平岡:保有していること。利用目的が明確でない大量の情報をもっていることの危険性をどう考えている。

杉浦:厳重に管理して、先生のいうような目的外には使わない。そう副大臣も、政務官とも一致して申しているわけです。

平岡:米国から、入国した日本人の指紋情報を入手することは考えていないのか。

三浦:入手することは考えてない。

平岡:制度的にそれはどこで担保されているのか。

三浦:制度的にどうかというと、日本人の指紋情報を出入国管理に資するものとしては疑問。解釈上、それはありえない。特殊個別ケースでは別だが、一般的なケース。

河野:ありえないが、米国の提供するテロリスト情報の中に、日本人のものがあれば、それは受取ることがあるでしょう。
 入国は拒否しないが、相当の行政機関がそれなりの対処をすることになる。

平岡:

河野:入手するのは警察で、入国管理局はそこから入手します。

三浦:入国管理上必要な情報として入手することはありません。

平岡:扱う生体情報を省令で定めるのではなく、法律で決めるべきでは?

杉浦:省令に委任することは適用。

平岡:髪の毛や唾液とかもいいのですね。

杉浦:電磁的に利用できる個人識別情報。たぶんそのようなものは不可能ではと。

平岡:

杉浦:技術は日進月歩ですから、将来的にはいろいろなことがありえる。

平岡:指紋については、法の施行を一時凍結すると言う提案をしたいと思います。

杉浦:先生のお話は承っておきます。

平岡:次に自動化ゲート。本人が利用を中止したときには削除するのですね。

河野:その場合には削除いたします。

平岡:どの規定により削除されるのか。

三浦:どのような手続きで行なうかはこれからつめる。が、利用を止めるという意思をご本人が示し、それが確認されれば、速やかに削除するということになる。

平岡:

杉浦:希望する方が利用する。保有する期間は利用者が利用を希望する期間。

平岡:それを法律に書くべきだとは思いませんか。
   修正案だしますから、大臣それに賛成していますか。

河野:保護法の規定により、削除することになります。

平岡:こういう個人データを扱うシステムについては別の管理運用法があっていい。その中にあって議論しているわけですが。

河野:本人よりもう利用しないとなり本人であることが確認できれば、趣旨より当然削除される。

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衆院法務委員会ダイジェスト-5石関質問

今日は野党質問です。民主党が賛否いずれの立場にたつのか、この段階で、
あっしは聞いておりませんが、どうやら修正を求める作戦のようです。
まずは、群馬県の新人議員石関議員から。

じつは、前回は録画を利用したので2回づつ聞いていますが、
本日は時間を優先し、リアルタイムメモオンリーです。
メモの精度についてはあくまでそれなりなことにご留意ください。

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石関貴志:指紋押捺廃止の経緯に鑑み、外国人と人権の絡みは?

杉浦大臣:人道上、人権上、まったく問題がないということではない。例の最高裁判決でも場合によっては制限がありうることを判じている。今回は9.11事件以降のテロの予防策ということで、合理性や必要性もあり最高裁判決にも適合したものだと考えている。
 電磁的な方法による採取に応じない外国人には入国を許さない。
 日弁連の反対は承知しているが、弁護士会の先生方もいろいる。

石関:どの国がどこまで準備しているのか

河野:EUはビザの段階で行なう承知している。

石関:ということは水際で使うのは日米だけなんですね。

杉浦:韓国も日米と同様な制度を政府の部内で検討している。

石関:他国の状況はあまりおわかりになっていないと受け止めましたが。

河野:将来的には各国が導入するのだと思うが、非常に大事な制度なので、他の国の導入いかんにかかわらず導入する。

石関:主たる目的を犯罪捜査といったり、テロ対策といったり答弁にも不一致がみられるがどうなのか。

河野:主たる目的はテロ対策、そしてリピーター防止や不法滞在対策にもなる。

石関:

河野:日本のテロ対策元年の施策。主たる従たるという違いはあるが両方ともしっかりしていきたい。

杉浦:資するということをはっきり言った方が良かったのかな。はじめから趣旨説明でそういえばよかったのかな。

石関:個人単位のデーターベースとしてすべて保管するということでいいのですか。

河野:すでに文字ベースの個人情報のデータベースがある。

杉浦:目的はテロ対策。結果として違反者抑止にも役にたつ。

石関:ようするに両方に目的があるわけですね。

河野:利用停止を請求することは可能だと思います。

石関:請求を受けたあとはどうなりますか。

三浦:理由があると認めるときは、停止しなければならないという保護法に規定されている。個別に判断する。

石関:請求を受けたら、個別にしっかりと審査するということでよろしいんですね。

三浦:よろしいと思います。

石関:指紋情報の保管には期限がありませんね。政府としてはできるだけ長くしたいと考えて居られるようだが。政府として明確な考え方を。

杉浦:出入国の公正な管理に必要な期間は保有する。国内に在住している間は当然。出国後はサイドの来日に備え、内部で定める期間は保管する。テロリストに有効な情報を与えることになるので表明を差し控える。先日の答弁はあくまで論理的にいえばということで

石関:今は決めていないということですか

杉浦:そうです。

石関:それでは国民はなっとくしないのでは。

石関:テロの未然防止が目的なら、入国審査後破棄することも考えられる。

河野:米国でも来国者数は増えている。テロに対する防止策によって人を集める。

石関:年間膨大なデータを集めることになる。保管や運用については、別途の法令上の規定をすべきではないかと考えるかどうか。

三浦:厳重にすべきなのは当然。暗号化して専用線を使ってDBに送信する。DB保管施設には立ち入り制限を付ける。このように万全に管理する。

石関:別の法律はいりません。お任せくださいという答弁としていいですか。

杉浦:

石関:流出事件も相次いでるがそれも踏まえて大臣どうか。

杉浦:法の番人たる省内の不祥事を重大に考えている。職員の処分も念頭において処分を検討している。

三浦:ウィニーは一般的なインターネットにつなぐということで起こるのだと思っている。端末機器にも、ウィルス対策、インストール制限、アクセス制限をする。

石関:利用目的以外の利用や、他の機関への適用は?

三浦:保護法の規定により認められる範囲で提供する。操作関係事項照会書など、法律に基づいた照会でありますので、これには応じる。

三浦:刑事訴訟法に基づきます操作関係照会、具体的に犯罪が疑われる場合にこれについて、

警察から照会のためにすべての指紋情報をすべて出してくれといった場合に指紋情報を提供するのか。

三浦:照合してから、その結果をお伝えする。


三浦:入管が保管している情報ですので、これをすべて渡すということは考えられない。

石関:個別の案件によって判断する。しかし、それについてとくに基準はないということでいいのか。

三浦:入管業務以外で利用するのは目的外利用になる。すべての情報を提供するということはありえない。

石関:個別に判断するが基準はないということでいいのですね。

三浦:そのようになります。

石関:入国管理局内部でも、

三浦:テロリストの認定に資する資料を入手したときには、テロ予防にしか使わない。ただ、要注意人物の取扱い。

河野:たとえば人身取引の情報は、入管に必要な情報として利用することがあると思います。

三浦:日本から、他国に情報提供すべきときという質問の趣旨ですか? とりあえず、我が国に提供しても言いという国があれば、そのような情報は頂く。

石関:事例がないのでという、このひとが怪しいからこのひとの情報をというのではなくて、特定の期間について、入国情報を欲しいといったような場合にも、包括的な情報を提供するようなことはあるのか。

三浦:詳細には協定によるのですが、常識的にはないだろう。

河野:特定の期間についてすべての指紋情報を提供することはない。

石関:特別永住者は除いているが、その基準を

三浦:米国では定住移民を除くということ。なぜこれと違うのは、移民の対象者は、査証を与える際に採取していると了解している。

石関:簀巻きのベトナム人女性、やはり簀巻きに抗議しながら大声を上げるペルー人男性は乗務員が搭乗を拒んで退去できなかった。事実関係を確認したい。

三浦:新聞記事では「簀巻き」と表現されているが、そのようなことでは全然ない。本人の告訴も不起訴処分になった。男性については、噛み付いたり大声を上げたので戒具(かいぐ)を利用した。このときは乗務員の判断で送還はできなかったが、翌月本人の希望で退去が実施された。

石関:戒具など、入国警備官はどれくらいのことまでしていいのですか。どうなってますか。

三浦:ヒ収容者処遇規則がございます。戒具は、手錠(皮製)、ロープがあります。ご指摘の事案では、毛布などを足に巻いてからロープでしばり、本人が怪我をしないようにしたのだと思われる。

石関:地方の審査を甘さを利用して、認定証明書をとったということだが、東京入管は明らかに他の入国管理局より低く、かつての半数ほどだと答えている。興業の審査は東京と地方の格差があったのか。

三浦:興業の在留資格認定証明書の申請と交付率のことだと思います。調べてみると、昨年1年間では。全国平均70%、東京は66%。多少のばらつきというように認識している。

石関:なぜ交付率を公表しないのか。

三浦:ご指摘を踏まえてできるものがあれば公表を検討したい。

石関:通知が手元にある。入国手続きについて、職員の応接について苦情が寄せられている。迅速かつ丁寧にしていただきたいとある。この通知が発せられることになった経緯は?

三浦:現にたくさんの苦情が寄せられている。職員の接遇について利用者からお声をいただいたことを経緯に発せられたもの。

----------以上

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民主党は修正案提出か?

 本日3月22日午後、入管法の改正案を審議している衆院法務委員会では、民主党と社民党の各議員による質問が行なわれた。民主党でこの法案審議の幹事役を務める平岡秀夫議員は自ら質問に立ち、システムの全容と導入予算の明示、情報の用途の明示、自動化ゲートシステムでの個人データの削除を規定化などを求めながら、同党として修正案を用意する意向を表明した。

 詳しくは以後アップする傍聴メモで。

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March 20, 2006

4月22日の野党質問者が決まる

 16日から衆院法務委員会ではじまっている出入国管理法(入管法)の審議は、あさって22日午後、野党側の質問が行なわれることになっているが、質問予定者が判明した。

          民主党  石関貴史議員
                平岡秀夫議員
          社民党  保坂展人議員

 ちなみに民主党はまだ、この法案に対して賛否どちらの立場に立つのか伝わってこない。どうやらこの段階になっても決められずにいるようだ。

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March 18, 2006

衆院法務委員会ダイジェスト-4漆原質問

 公明党の漆原議員は、テロ行為の水際防止に目的を限定するなら、指紋情報の認証時の廃棄を含め格段にマイルドにできるのではないかという、論点で質問に立った感じがする。
 指紋採取が左右の手それぞれの人差し指だと答えているところや、テロ行為の「恐れがある」とは海外からのテロ計画に関する情報で足りるとしした点、「準備行為」は海外で行なうテロ行為を国内で準備するとき、「容易にする行為」は資金調達、とそれぞれの想定例を示した。

平沢質問の寸評で指摘した通り、例年の、実務的な要点について寸暇を惜しむかのように矢継ぎ早に質問して、言質を取っていた公明党の質問とは様変わりの感がある。

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漆原良夫(公明党):(軍事評論家小川和久「日本の戦争力」から引用しながら)、テロ対策は重要だ。

河野副大臣:テロの恐れを過小評価してはならない。未然防止が大切である。

漆原:政府全体の取り組みは。

河野:16年12月未然防止のための行動計画を作った。方向性と期限を切った。今回の改正はその16項目の最初の3項目にあたるのでよろしくお願いしたい。

漆原:特別永住者を除いた趣旨は? またその人数は?

三浦入国管理局局長:危険性の確度が低く、配慮の必要の程度が高い。歴史的な経緯や定住性に鑑みている。特別永住者46万5千619人となっている。

漆原:指紋押捺廃止との整合性は?

三浦:最大の立法目的はテロの未然防止にあり、この点が、従来の指紋押捺制度とはちがう。
 方法でもかつては墨を使ったものだが、電磁的方法です。コンピューターを使って指紋情報を採取する。かつての指紋押捺制度とは全然異なるものとして、廃止との整合性は全くないと理解している。

漆原:指一本なのか、10本なのか。品位や人権を傷つけるという指摘もある。他のバイオ情報でなく指紋にした理由は。

三浦:最大の理由は、保有している過去のデータが指紋が中心で顔写真もある。指紋の方が正確性が高いので絶対不可欠。他の方法についても利用価値がどれほどあるか研究をしてまいりたい。
方法ですが、今回予定しているのは右手と左手のそれぞれの人差し指を採取する。現在持っている指紋のデータは十指なので、それと照合する。

漆原:省令でなにを採取するかを決めるとされていますね。
指紋だけで対策になるのか。諸外国ではどんなことをしているのか。

三浦:米国の例を紹介したい。2年前からUS-VISTで、査証の審査時に指紋と顔写真を入手する。顔写真はスキャナで申請書の写真を読み取る。入国時に採取している。いずれにしてもブラックリストと照合している。EUでは、2007年に導入予定の査証情報システムがある。査証申請時に指紋と顔写真を採取して、拒否したものはブラックリストに載せる予定と承知している。

漆原:日本が保有しているリストはどんなもので、どれくらいあるのか。

三浦:法務省のリストでは、H8年に被退去強制者指紋情報システムを導入している。違反調査時に指紋と顔写真を採取している。指紋情報は約80万件ある。さらに他の機関からの情報提供をうけまして要注意人物のリストをキチッと作っていきたい。

米田警察庁 ICPO手配者情報など、保有件数1万数千件のファイルと
   ICPOの情報に含まれているのは、逃亡犯罪人、あるいは常習犯罪人として手配されている者。

漆原:日本に対して、入管法の情報提供している国はあるのかないのか。

三浦局長:できるだけ多くのテロリストの情報を収集し入国を阻止したい。国連、国際刑事機構を経由して情報を提供をうけている。昨年の改正法を十分に活用するよう、今後各国の入国管理当局と協議していく所存だ。

漆原:年間どれくらいの情報が蓄積され何に使うのか。

三浦:平成17年における外国人入国者数は、745万人。この中から16歳未満や特別永住者など対象外の者を除くと、おおむね年間600万から700万人くらいが、採取の対象になる。
使いみちとしては、まずは上陸審査時に、上陸拒否者のリストと照会する。上陸拒否、退去強制、警察への通報をとる。識別情報については、個人情報の保護法の適用になる。この法にもとづいて他の機関にも提供する。たとえば警察からあれば、法律で認められる範囲に限って提供する。

漆原:外国人が管理されていると感じたなら居心地はよくない。目的を達成したあとは、不要になった指紋データはただちに廃棄すべきで目的外の利用は慎むべきと考えるがいかがか。

三浦:ご指摘いただいたように管理には万全。必要がなくなったからといって…、廃棄したい。

漆原:微妙なこたえで、いつかがわからないですね。

河野:その外国人がもう一度来る可能性があるうちは保管が必要だと認識している。

漆原:不法入国者対策と犯罪捜査への利用。
大臣の趣旨説明ではテロの未然防止のための対策としているが、
これになかなか触れていないのはどういうわけか。
テロの未然防止のためなのか、不法入国対策か、犯罪を防ぐ治安対策か

データベースと照合する。テロリストのリストとも
逮捕した前歴があるものもある。そういう場合には入国を拒否することができるようになる。
不法入国者滞在者が温床になっておりますから。

漆原:新たに入国するひとから採取したデータで、問題がなかったかたについては、
 もう必要のないデータではないのか。700万人分を70年も保存するなんて。

こうの:別の旅券を持って入ってくる可能性があり、そういうときの発見に役立てたい。
不法入国を阻止することができないから、必要な個人情報である。

漆原:自民党のみなさまの提案では、不法入国を阻止すると確かにあった。
政府の行動計画では、テロを水際で防ぐんだ。とある。
今回の趣旨説明でもテロを水際で防ぐとある。
そういう目的もあるんであれば、大臣の趣旨説明にお書きする方が丁寧では。

牧野:付加えればよかったのかな。しかし目的はテロ。
退去処分したもの、ICPOなどともする。
結果として退去処分や不法入国の阻止にもなる、と書き加えるべきかもしれないが、
あくまで目的はテロ。

漆原:テロ資金処罰法の、行なう恐れの有無。実行を容易にする行為の恐れをものすごくひろい。
典型的な例は?

三浦:行なう恐れの認定には慎重にあたる。現時点では具体例を挙げるのは難しいのだが。
爆弾テロを準備してテロ組織のメンバーが入国するという情報があってそれに基づくいて認定する。おそれがある。部品を国内で調達し、海外で実行しようとする…準備行為。国内で資金を集めようとする場合にはは容易にするような行為


----------以上

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衆院法務委員会ダイジェスト-3今村質問

 新人議員である今村氏の質問は、本人がはじめての法務委員会での質問というように、入管制度への理解が不十分なところが、各所にうかがわれる。まあ、特殊な分野でもあるので致し方ない側面もあるが、金正男とみられる人物が入国しようとして入国拒否された事件に関する質問あたりは、(とくにわざわざ解説する必要も感じられないが)、入国管理局も回答に苦慮しながらはぐらかしている様子が読み取れる。
 事前の打合せで、法務省側がある程度都合のいい情報を与えて、それを質問したところも少なくないのだろう。やり取り全体にお手盛り感が漂う。いわば「ハレ舞台」として新人に与えられた機会だと見られてもいたしかたない。どんな組織でも新人の育成は欠かせないから、こういうこともあるのだろう。総選挙で圧勝を納めた自民の余裕を感じる。ウオッチする側としては、議員のキャラを勘定する必要がほとんどないぶん、政府や法務省が何をアピールしたいのかがダイレクトに伺える。
 
 予算案で16人の増員が出ていたことが知られているが、その名目と内訳が最後の部分で出てくる。国審査要員の応援として新千歳に9人、羽田に7人のとのことだ。「応援」としているのはなぜだろう。入国審査官ではないからからなのかとも思うが…。


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矢野隆司(自由民主党):新東京国際空港、関西新空港、中部国際空港、なかでも成田空港がいちばん旅客数が多い。外国人の入国ブースは午後3時~5時に混雑しているが、彼らは何時間ぐらい並んでいるのか。

三浦入管局長:成田の例では、昨年3/8の週で最高尾にならぶと59分ならんでいる。大変長くもうしわけない。ブースで慎重に審査すべき人がいる場合には別室で審査するセカンダリ審査を導入した。また、従来は、日本人を優先し日本人ブースを多くしていたが、この割合を変えて配慮しているところ。旅客数に応じて、職員の配置も臨機応変に代えるようになった。本年3/6日の週には29分にまで改善している。他の空港でも20分程度の待ち時間になっている。今後ともこのあたりを維持していきたい。

河野:羽田、成田、名古屋で、最長20分を切れるように頑張っていきたいので、ご理解をお願いします。

矢野:旅券に絡む不正はどれくらいあるのか。

三浦局長:上陸審査時になりすましで警察に告発を行なった44あった。平成17年で。うち36件が偽造旅券にカラムものだった。

矢野:半減計画の進行状況はいかがか。

河野:平成16年から摘発方面隊を作っている。代表的なのは歌舞伎町。成田に送還センターを300人収容できるように作った。警察が摘発しても収容できないのでは困る。警察から直接収容するルートを設けた。指紋が大いに役立つと期待している。

矢野:通報者に5万円以下の褒賞金を支払うことができるとなっています。ぜひ予算措置を含めた制度の充実を。イスラエルでは手のひらの紋を使っているようだが、今後は指紋に加えて他の方法も追加的に取り入れる考えはあるのか。

三浦:現時点では指紋と顔写真。これはすでに持っている情報が指紋と顔写真であるから。最近は虹彩や静脈などの方法が有効に使えるということであれば、検討したい。

矢野:テロリストの定義は?

三浦:国際的に見て確立した定義があるわけではないと承知している。以下(法案文読み上げ)、テロ行為を行なう恐れのある者を、公衆等脅迫目的の犯罪行為、その予備行為、その行為を容易にするための行為…と法務大臣が認定するものとしている。

矢野:どれくらいのテロ組織があるのか。

三浦:現時点で一般的にテロリストを指定する制度をもっていません。外為法で国連安保理決議に基づいてタリバンの関連資産凍結措置を組織が480団体と個人がある。このほか、27個人を国連の安保理決議のほかに我が国がしてしている。

矢野:なぜ16歳未満はとらないとしたのか。

三浦:大半が親と一緒に来る。あるいは修学旅行の生徒もかなりいる。こういうことを考えまして、一律に採取する対象からは除外した。

矢野:乗員の指紋採取を実施すると朝日新聞が報じたが。

三浦:旅客については義務的に採取を求めるが、乗員に対しては、審査官が必要とする場合には採取できるとされている。これは、乗客要件を満たせば機械的に上陸を許す。ところが乗員は、審査官の裁量で拒否できるという形になっている関係で、こういう規定ぶりになった。もちろんすべての乗員に提供を求めることができるしそうするつもりだ。
また小さな港で突然止むをえず短時間入国するケースがある。この点、施行直後の段階では漏れてしまうということをお許し願いたい。もちろん主要港でなくても問題の船舶などはキッチリ採取していくといことです。

矢野:自動化ゲートについて他国の例は?

三浦局長:自動化ゲートの事例としては、アジアではシンガポール、タイ、マレーシア、香港、アラブ首長国連邦。このうち、アラブ首長国連邦では外国人に対して、シンガポールでは自国民と外国人に対して、そのほかでは自国民に対して実施している。欧州ではイギリス、ドイツ、オランダで導入され、EU住民を対象に運用されている。

矢野:金正男とみられる人物が入国しようとした件では、上陸の拒否をしたが。この顛末について。5年間の拒否でまちがいないか。

三浦:質問の趣旨は偽造旅券を行使し不法入国した人物を送還した場合にと理解しましたが、5年間で間違いない。

矢野:今回の改正で、もう指紋があるわけですから、拒否できるんですね。
今回同一の人物が来た場合にどういう対応になるのか。

三浦:退去強制されたときに、再び来るとしたらどうなるかというご質問だと思いますが。
退去強制されれば、…

矢野:入国時に記入が必要なEDカードが日英二ヶ国語しかない。中国語などアジアの言語がないのはどうしたことか。中国語やハングルも用意すべきでは。

三浦:ご指摘真にごもっとも。すでに作製しておりまして、早い時期に配りたい。

矢野:入国カードには4つ質問事項がありますが少ないのでは? 2030年に4千万人の観光客を招く壮大な計画がある。3種の地方空港まで入れれば81の空港が国内にあるが、今後地方空港での入管施設の整備についてお考えは?
三浦:進めていきたい。台湾のチュウセイ国際空港において入国審査官を派遣。事前確認(プレクリアランス)をしている。18年度においてはさらに人員の増加を予算案でお願いしている。。応援要員として16人お願いしている。新千歳に9人、羽田7人である。

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衆院法務委員会ダイジェスト-2松島質問

第二段です。
平成18年度法務省所管予算説明」(参議院法務委員会)のうち、
主要事項経費では、「出入国管理機能の充実を図る経費として」376億7千6
百万円が計上されている。メモ中には、生体情報施設の予算を80~100億としているが、
これがどこまでの範囲をさすのか。
流れから言うと、端末機の設置費用のみで、ネットワーク関連を含んでいないのでは
ないかと感じられる。もっともネットワークになると、いろんな予算が使えそうなので、
切り分けて論じようとしても拒否されることになるのかもしれない。

年度内に定住者告示が改正させるというのも、あっしは知りませんでした。

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松島みどり(自民):私は、テロ対策ではなくて、一般的な犯罪、窃盗や強盗や上手くいかなかったときに殺人にまでいくことがある。この観点から質問する。

生体認証のうち、なぜ指紋なのか。指紋を取ってどういうときに入国を拒否することになるのか。全国にどれくらい設置し、どれくらいの金額がかかるか。

河野副大臣:これまで退去強制者の80万人の指紋データがある。1/8にもなるリピータの抑止が主目的なのでこれ。テロ対策でも、我が国が得られる情報というのは指紋が多い。指紋の精度はかなり、顔写真と比べて高くなっている。とりあえず、34箇所の主要な空港や港。ブースの数を考えると300台の機会が必要。チャーター機が来る地方空港にはモバイル型の簡易機を配置する。75億円必要だと事務方が言っている。精度や反応を迅速にするとすると、私は100億ぐらいかけたいと考えている。

松島:ぜひピキッといくやつをお願いします。
機長や船長に、乗員の名簿の事前提出を求めているが、上陸を拒否されたひとは自費か。帰りの便がないとどうするのか。

河野:航空会社がその責任と費用で行なう。航空会社が本人に請求するかどうかは、それぞれにやっていただく。航空会社の負担で泊めていたが、ビザを出しているものについては、少し官も費用を負担しなければならなければいけないということで、国の費用で施設を作っている。飲み食いの費用は航空会社。
名簿提出は、事前に審査ができる。他方、一般の問題がない乗客に関しては、比較的スムーズに審査することができる。

松島:空港内に施設というのは、そこから出て行かれたら困るんですよね。

河野:お泊り頂く際には、当局が警備をしっかりします。

松島:リピーター率が8人に一人であると先ほどあった。651人の海外逃亡犯の外国人がいる。
大変な状況だ。犯行後、他人のパスポートでなりすまし出国している。出国時も指紋の採取が必要ではないか。わが党が先日作った提案にもその点を盛り込んだがなぜしないのか。

河野:犯罪を犯せば、次の入国時に拒否できるのでさいにゅう国は防ぐ。空港であまり長い列を作って出国手続きをしなければならないということがないようにしなければならない。機械にかかる時間もみながら今後検討したい。

松島:反応の早い機械があればできるなら、予算的な措置で応援したい。
先日の日系人とされる外国人による少女殺人事件があった。犯罪歴は入国審査では自己申告だけだった。母国から犯罪歴の証明資料を提出させるべきでなかったかと指摘したが。

杉浦大臣:あの事件を受けて、緊急に法務省告示(定住者告示)の改正を検討している。各国の犯歴の証明書を提示するように。早ければ本年度内にも。告示の改正は関係省庁とも協議が必要で時間がかかってしまった。

松島:犯罪に強い…行動計画では、不法滞在者を半減するとされたが、不法入国は闇に乗じて入ってくるような人や、空港をこそこそ抜けてくる人のことをさして、偽装パスポートなどは含まないと聞いたが、このような理解で良いのか。
これから3年間に11万人まで減らすのは、大変だと思うが、どうなっているのか。

三浦:偽造パスポートを使うのは、表見上は合法扱いになって統計的には不法在留ということになる。統計上の不法入国は闇に乗じて入ったひとのみとなる。

河野:実際に防げる数字のほかに、アナウンスメント効果があると思う。たしかに11万に減らすのは大変だが、大変だといわずに頑張る。たとえば、税関と連携して持ち物を見たりすることもある。

松島:ICパスポートはどんなものになるのか。治安対策上の効果は。

外務大臣政務間伊藤シンタロウ:実物をしめして、プラスティックのページがあってチップとアンテナがある。写真にも偽造防止を。ICAOの規定にしたがって、コード化されて記録されており、顔写真を張り替えてもすぐに判明します。偽装旅券の利用には大変効果がある。

松島:3/20発行分からということだが、有効期限内の旅券を新しいものを発行できるのか。

伊藤:できる。

松島:韓国人の短期査証免除について、韓国のパスポートのレベルはどうなっているか。

伊藤:韓国政府は写真転写式の導入や、住基台帳の写真との照合を行なうようになった。日韓居住条約1/20を締結、現在、批准を急いでいる。

松島:どのような制度でしょう

河野:希望者には日本人も事前に指紋を登録していただきます。ETCのようにすっとゲートが開いてとおることができる。少数の人員で、多数のブースを設けることができるし、スムーズになる。

松島:何度も行き来する方には要望が高くなっている。品川の入国管理局に行かなければならないのではなく、空港で登録できるようにならないか。

河野:空港でもできるようにしたいと思う。すぐに出国できるようになるかどうかがあって、それを検討している。

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衆院法務委員会ダイジェスト-1平沢質問

自民党の質問者は3人で各30分ずつ。この3人は、役割分担をしながら、質問をしているが、平沢議員はテロ対策の観点からの質問が担当ということ。メモ中にも出てくるが、今回の改正案には日弁連がまとまった反対論を公表している。ぜひ、そちらにも目を通しておくと、ここに出てくる議論は理解しやすい

外国人の出入国・在留管理を強化する新しい体制の構築に対する意見書(2005/12/15 日弁連)


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●住基台帳に写真添付し旅券の発行にも使っている韓国は進んでいる:杉浦大臣

平沢勝栄(自民)
今回の改正はテロ対策です。国民の生命と安全を護る。不十分な点はあるが大きな第一歩である。
改正の意義を大臣。
杉浦大臣
本人同一性の確認。不法滞在者対策にも役立つ。まだ途中経過。もっと進める。
韓国はもっと進んでいまして、韓国は住基台帳に写真を添付しています。韓国人のパスポートも、住民基本台帳とパッとあわせているわけです。日本ではこれはできませんけど、韓国はとても進んでおります。日本も写真をサッと記録して、帰るときにはすっと照合する。

●国際的なブラックリストとの照合に指紋は不可欠

平沢:生体情報の採取を義務付けていますが、日弁連は、顔写真の提供についても慎重にやるべきで、ましてや指紋なぞは反対であると述べています。両方やる意義はどこにあるのか。

三浦入国管理局長:旅券と所持者の同一性を照合という意味では不要だが、要注意人物がかなりの人数に及びますので、迅速に高い精度で照合するという意味では、どうしても指紋が必要になると考えておりまして、指紋の提供が不可欠であると考えております。

●個人の権利は制約を受けるに十分な意義

平沢:生体情報の取扱い、とりわけ指紋については、人権規約上問題があるのではないかという指摘もある。憲法上も、公共の福祉を目的とした一定の制約はあたりまえのことでして、国際人権規約上も、このように目的が重要かつはっきりとしているわけでありますから、私自身としては全く問題がないと考えておるわけですけれども、憲法と人権規約との関係をどう考えているか。

杉浦:日弁連には幅広い方々がいらっしゃいますから、大半の弁護士はやむをえないものと考えていらっしゃると思っております。件の最高裁判決でも、13条により否定しているわけですが、他方で、要請の趣旨によっては国による制約がありうることも認めております。立法目的からして、問題はないという認識です。

平沢:日弁連の指摘はとんちんかんなんですよ。アメリカはもうやっているじゃないですか。人権規約に入っているんですよ。アメリカは国際人権規約に違反していると批難されたことはあるのですか。

2年以上運用しているわけだが、とくに批難を受けたとは招致しておりません。

平沢:効果があったのかどうかを教えてください。

三浦:1/25に公表された数字がある。4千万人以上に適用して1千人以上の犯罪者の摘発に貢献していると発表されている。

平沢:国際テロの面でどんな効果があるのですか。アルカイダは日本を狙うといわれておりますが。
これまでに国内では。

警察庁小林警備局長:我が国では国際テロリスト、63年3月のサウジアラビア航空事務所、イスラエル公館付近で、爆薬が使われたじけん。H3年筑波大学構内における悪魔のに出版に対する事件。入国を阻止する事案ということでは、アルカイダの関係者が日本に密かに入国していたフランス人のドュモンの事件があります。他人名義の旅券が使われていました。当時インターポールから指紋付きの情報を受けていたわけです。この法律があれば阻止できた。


平沢:警察庁はドュモンの情報提供を受けていたんでしょ。指紋情報ももっていたんですね。それなのに6回もですか。

小林:1999年九月は指紋つきでなかった。2000年3月以降の4回の入国については、摘発できたんでないかとおもう。

平沢:筑波大の事件は、イスラム過激派にまちがいない。関係者のいずれのものともちがった、遺留指紋もあったのに、出国を阻止できなかった。コストがいくらかかるか知りませんが、五十嵐助教授の事件も解決できたのではないですか。

小林:当時世界各地で悪魔の詩をめぐる事件があった。まだ操作中でコメントは差し控えますが。
茨城県警は100名体制の捜査本部を作っております。あらゆる人や施設を動員するわけですから、大変なコストがかかるわけです。

平沢:当時、イスラム過激派の仕業であることは世界の常識。あの手口は日本人じゃない。
国際手配されている国内の犯罪者はどれくらいいるんですか。

 国外逃亡中の被疑者は、860人。うち外国人は651人です。

平沢:この651人は再入国する可能性がある。
不法入国が3万人して1万5千人に半減するという政府の目標だが、これはゼロにしなきゃおかしいじゃないですか。法務省、退去強制をとった件数はどれくらいか。うちリピーターはどれくらいか。

三浦:H17では、5万7千件退去。うち7千件が2回目以上。

平沢:これは異常ですね。
出国時にも採取したほうがいいのではないですか。

河野太郎:円滑に出国するために、しばらくはこのままで。
出国時の指紋採取は今後の検討課題としたいと思います。

平沢:保管は

河野:指紋が違う旅券で入ってくる可能性のある生存する期間。16歳になるととるので70~80年は保管したいと思います。

平沢:テロリストが入ってきたら、泳がせて、日本で誰と接触しているのか調べる必要があるのでは。
入国段階で返すのではなくて、泳がせるべきだと。

河野:麻薬など一部の例外があるけれども、テロリストの場合は泳がしている間に国民に危害が及ぶ可能性がある。今後の検討課題である。

杉浦:各国足並みをそろえてキチットやっていく。日本は本当に不十分だと思う。

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もうはじまっちまった入管法改正案の審議

 今国会では例年になく早い時期から入管法改正案の審議がはじまった。
 今週の15日(水)に、衆院法務委員会で趣旨説明、昨日17日(金)には、自公の質問が行なわれいる。週明けには、野党の質問と、参考人意見のヒアリングがあって、再来週28日にも、同委員会を通過しそうだ。
 異例の年度内審議となったのは、まずは予算があっけなく衆院を通過してしまったこと、そして、法務委員会にとっては、今国会で共謀罪の新設や少年法の改正といった「重要法案」を抱えており、これが早々に審議入りするわけにも行かないところで、「じゃあ入管法からだね」といったことのようだ。

 このブログでも、そろそろ、法案の中味についてそろそろアップしなきゃなと思っていたが、まごまごしているあいだに、いきなり審議模様の速報から入ることになってしまった。あっしが審議入りを知ったのが先週末。とにかく税申告をやっつけなきゃという個人的な事情から、こうなってしまったことをお詫びして、さっそく恒例の傍聴メモのアップに励むことにしたい。

 

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