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March 18, 2006

衆院法務委員会ダイジェスト-1平沢質問

自民党の質問者は3人で各30分ずつ。この3人は、役割分担をしながら、質問をしているが、平沢議員はテロ対策の観点からの質問が担当ということ。メモ中にも出てくるが、今回の改正案には日弁連がまとまった反対論を公表している。ぜひ、そちらにも目を通しておくと、ここに出てくる議論は理解しやすい

外国人の出入国・在留管理を強化する新しい体制の構築に対する意見書(2005/12/15 日弁連)


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●住基台帳に写真添付し旅券の発行にも使っている韓国は進んでいる:杉浦大臣

平沢勝栄(自民)
今回の改正はテロ対策です。国民の生命と安全を護る。不十分な点はあるが大きな第一歩である。
改正の意義を大臣。
杉浦大臣
本人同一性の確認。不法滞在者対策にも役立つ。まだ途中経過。もっと進める。
韓国はもっと進んでいまして、韓国は住基台帳に写真を添付しています。韓国人のパスポートも、住民基本台帳とパッとあわせているわけです。日本ではこれはできませんけど、韓国はとても進んでおります。日本も写真をサッと記録して、帰るときにはすっと照合する。

●国際的なブラックリストとの照合に指紋は不可欠

平沢:生体情報の採取を義務付けていますが、日弁連は、顔写真の提供についても慎重にやるべきで、ましてや指紋なぞは反対であると述べています。両方やる意義はどこにあるのか。

三浦入国管理局長:旅券と所持者の同一性を照合という意味では不要だが、要注意人物がかなりの人数に及びますので、迅速に高い精度で照合するという意味では、どうしても指紋が必要になると考えておりまして、指紋の提供が不可欠であると考えております。

●個人の権利は制約を受けるに十分な意義

平沢:生体情報の取扱い、とりわけ指紋については、人権規約上問題があるのではないかという指摘もある。憲法上も、公共の福祉を目的とした一定の制約はあたりまえのことでして、国際人権規約上も、このように目的が重要かつはっきりとしているわけでありますから、私自身としては全く問題がないと考えておるわけですけれども、憲法と人権規約との関係をどう考えているか。

杉浦:日弁連には幅広い方々がいらっしゃいますから、大半の弁護士はやむをえないものと考えていらっしゃると思っております。件の最高裁判決でも、13条により否定しているわけですが、他方で、要請の趣旨によっては国による制約がありうることも認めております。立法目的からして、問題はないという認識です。

平沢:日弁連の指摘はとんちんかんなんですよ。アメリカはもうやっているじゃないですか。人権規約に入っているんですよ。アメリカは国際人権規約に違反していると批難されたことはあるのですか。

2年以上運用しているわけだが、とくに批難を受けたとは招致しておりません。

平沢:効果があったのかどうかを教えてください。

三浦:1/25に公表された数字がある。4千万人以上に適用して1千人以上の犯罪者の摘発に貢献していると発表されている。

平沢:国際テロの面でどんな効果があるのですか。アルカイダは日本を狙うといわれておりますが。
これまでに国内では。

警察庁小林警備局長:我が国では国際テロリスト、63年3月のサウジアラビア航空事務所、イスラエル公館付近で、爆薬が使われたじけん。H3年筑波大学構内における悪魔のに出版に対する事件。入国を阻止する事案ということでは、アルカイダの関係者が日本に密かに入国していたフランス人のドュモンの事件があります。他人名義の旅券が使われていました。当時インターポールから指紋付きの情報を受けていたわけです。この法律があれば阻止できた。


平沢:警察庁はドュモンの情報提供を受けていたんでしょ。指紋情報ももっていたんですね。それなのに6回もですか。

小林:1999年九月は指紋つきでなかった。2000年3月以降の4回の入国については、摘発できたんでないかとおもう。

平沢:筑波大の事件は、イスラム過激派にまちがいない。関係者のいずれのものともちがった、遺留指紋もあったのに、出国を阻止できなかった。コストがいくらかかるか知りませんが、五十嵐助教授の事件も解決できたのではないですか。

小林:当時世界各地で悪魔の詩をめぐる事件があった。まだ操作中でコメントは差し控えますが。
茨城県警は100名体制の捜査本部を作っております。あらゆる人や施設を動員するわけですから、大変なコストがかかるわけです。

平沢:当時、イスラム過激派の仕業であることは世界の常識。あの手口は日本人じゃない。
国際手配されている国内の犯罪者はどれくらいいるんですか。

 国外逃亡中の被疑者は、860人。うち外国人は651人です。

平沢:この651人は再入国する可能性がある。
不法入国が3万人して1万5千人に半減するという政府の目標だが、これはゼロにしなきゃおかしいじゃないですか。法務省、退去強制をとった件数はどれくらいか。うちリピーターはどれくらいか。

三浦:H17では、5万7千件退去。うち7千件が2回目以上。

平沢:これは異常ですね。
出国時にも採取したほうがいいのではないですか。

河野太郎:円滑に出国するために、しばらくはこのままで。
出国時の指紋採取は今後の検討課題としたいと思います。

平沢:保管は

河野:指紋が違う旅券で入ってくる可能性のある生存する期間。16歳になるととるので70~80年は保管したいと思います。

平沢:テロリストが入ってきたら、泳がせて、日本で誰と接触しているのか調べる必要があるのでは。
入国段階で返すのではなくて、泳がせるべきだと。

河野:麻薬など一部の例外があるけれども、テロリストの場合は泳がしている間に国民に危害が及ぶ可能性がある。今後の検討課題である。

杉浦:各国足並みをそろえてキチットやっていく。日本は本当に不十分だと思う。

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