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November 28, 2005

フランスの「暴動」関連ブログ(最終回)

「パリ郊外もほぼ日常にもどる」(うるわしのブルターニュさん・11/19)というが、あっしには、けっきょくのところ何がどうやって収束を向かえたのか良くわからない。
 今回は、日本語でブログを見渡すだけで、現地有力紙に掲載された論文の邦訳もいくつか日本語で読めた。ほんのいくつかに過ぎないのだろうが、フランスの論調の一端をかいま見ることができたような気がした。

たぶん日本でもそんな時期が

 たとえ首相が低俗な言葉を思わず(たぶん)口走ってしまうレベルだったにせよ。こうしてぶつかれるフランスや議論できるがうらやましい。日本からなんと論評しようが、あっしには、今の自分の身の回りの状況は、フランスのようにギクシャクできる4歩も5歩も手前でウジウジしてる状態にしか見えないからだ。たぶん、あっしがこうしたらいいじゃないかと、このブログで書いてきたようなことが上手くいっても、さらにその先には、同じではないが似た状況が待っているような気がする。いや、そういう経過をたどって乗り越えていく覚悟を持ちたいと思う。
「ああなっちゃフランスも大変だよね」としたり顔かつ他人事のように言うような論調、それが日本の大手メディアの基調だ。「かの国、おフランスでは」と礼賛するつもりではないが、大手メディアのそんな論調に対してという前提で「あっちの方がはるかに進んでいるのだ」と論陣を張りたい気がしてくる。

おわりに

さて、たまたま10月末にアップした書評がタイムリーになったことから、
TBを張ろうとしてブログを廻り、ついでにご紹介した当シリーズは今回で終了。
フランスはこの辺にして、そろそろ当ブログの本来の立ち位置に戻らなくっちゃ。
再掲になるブログも多いのですが、今後は以下のブログをご参照ください。

仏蘭西徒然草
▼意欲的にフランスの新聞から関連記事を訳出。

2005/11/18/ フランスに差別・偏見はあるのか?…アラン・バディウが養子を通して垣間見た世界
▼警察による郊外若者「コントロール」の実状?
2005/11/17/ フランス暴動 極右政党Front Nationalのジャン=マリー・ル・ペンは
2005/11/16/ フランス暴動 暴徒の家族に経済制裁
▼低所得者層の家族だけに効力があるそうで…。狙ったのかな。
2005/11/15/ フランス暴動 シラク演説 アファーマティブ・アクションは否定
2005/11/15/ 暴動分析 エマニュエル・トッドインタビュー(ル・モンド紙)の続き
2005/11/14/ 暴動分析 エマニュエル・トッド インタビュー(ル・モンド紙)
2005/11/13/ フランス社会の最貧層レポート(リベラシオン紙)


ね式(世界の読み方)ブログ

2005/11/18 “フランスの階級”という宿題の続編


天神茄子:読書でもするか

2005/11/18 エマニュエル・トッドの記事について
2005/11/15 Next the fire ! 次は武器だ!

antiECOがいるところ

2005/11/12/ 【フランス】貧困層と聞いてあなたの抱くイメージは?」ってはてなで聞いてみる?
▼「一度は流通する概念を疑えって」ことで、かなりの力作。


Tant Pis!Tant Mieux!そりゃよござんした。

2005/11/24/ 「家族のかたち」

▼イスラムというとすぐ一夫多妻だという指摘を好む人がいますが…。 そんな視点からの1レポート。


ブログ時評

2005/11/23 仏の暴動と名神7ブラジル人死亡事故
▼日本の状況とひきつけて考えようという試み。

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November 11, 2005

フランスの「暴動」関連ブログ(その3)

各ブログが「速報」に留まらないものを掲載し始めている。
どうしてもセレクションがフランス在住者のものに集まって来ましたね。
コメントもつけやすくなりました。参考になるかなぁ?


うるわしのブルターニュ
Nov 11, 2005 アフリカ・トーゴ出身のフランス人黒人議員
Nov 09, 2005 フランスで非常事態法が適用
Nov 07, 2005 フランスの暴動拡大について

>ブルターニュにお住まいで、見識を感じさせるこまやかな情報を提供してくれそう。ぜひ続行して欲しい。

仏蘭西徒然草
本来はパリ下町での育児日記なのだけど…。
2005年11月10日 フランス暴動 ド・ヴィルパンの意表をつく対策
>え。義務教育の終了年齢を下げることが対策なの?

Tant Pis!Tant Mieux!そりゃよござんした。
2005年 11月 10日 サルコのお願い、聞いて。聞いて欲しいのぉ♪
>ちょっと斜に構えて政治情勢を伝えている。


パリからはてな日記
2005-11-09 パリ郊外の暴動のこと
>フランスの硬直した学歴社会ぶりと、名門のパリ政治学院で最近採用された、低所得層の多い地域の高校を対象に推薦枠を設けるプログラムの話しを紹介している。

嗚呼~諸行無常
November 09, 2005 フランスでの暴動についてテュラムが語る
>フランス代表の選手のコメントを引用している。自分の発言がどんな影響をもたらすかを踏まえなければ発言できないスポーツ選手のコメントが、示唆に富むものになることもあるが…。

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November 09, 2005

フランスの「暴動」関連ブログ(その2)

国内報道もだいぶ「分析記事」が多くなっている。
もちろん、ブログの世界も同様だ。
まあ、紹介してもキリがないのかと思いながら、
論評抜きでお届けする第2段。

ね式(世界の読み方)ブログ

 2005-11-08 パリは燃えているか? 燃えてないよ。
 2005-11-09 パリは燃えていないのだが。

内田樹の研究室

 2005年11月07日 la nuit violente en France

TENERE

 2005年11月08日 フランスの暴動、狭間のいらだち
 2005年11月09日 西アフリカの人々は虐げられているのか、
         優遇されているのか?

フランス語系人のBO-YA-KI

 2005年11月07日 移民二世とワールドミュージック

こうして読んでみて気が付いたのは、
もともと、車輌への放火のような事件は散発していたとうこと。
それが、このタイミングでメディアに取り上げられ、各地に広がった
背景に何かがありそうなこと…。

欲をいえば、外出禁止令と同時に発表された、
「宥和策」がどういう文脈であのメニューになったのかも知りたいなぁ。
そこらへんも探してみるか。

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November 08, 2005

フランスの「暴動」関連ブログ

国内というか日本語圏でもフランスの情勢がホットな話題になってきた。
先日書いた書評が絶妙のタイミングになってしまって、そのからみのアクセスが増えている。
そこでトラックバック(=TB)を貼ってみたいものだと散策して廻った中から、関連のブログをご紹介。


単にニュース記事を引用しているだけでなく、少しづつ筆者の見解が書き込まれるように
なった。たぶんここらヘンのブログからTB網が発展することになりそうだ。

パリ暴動は計画的移民政策の重要性を示した
ブンゴーの日記 人生はすばらしい in Greece !
Meine Sache ~マイネ・ザッヘ~

英語圏のコメントを集めているこのブログもちょっと面白い

今日の覚書、集めてみました

フランス在住者の日本語ブログでもこの話題がフォローされるようになるだろう。
まず目立ったのは、

及川健二のパリ修行日記

上記及川氏も言及している映画「憎しみ」については、解説ページがあった。

「フランスにおける移民をめぐる問題--映画「憎しみ」とその背景

まずはこんなところで…。

参考になる本は

『移民と現代フランス―フランスは「住めば都」か』(ミュリエル ジョリヴェ、集英社新書)
『パパはビリー・ズ・キックを捕まえられない』ジャン・ヴォートラン著 高野優訳(草思社)
『外国人労働者のフランス――排除と参加――』フランソワーズ・ギャスパール/クロード・セルヴァン=シュレーベル著・林信弘監訳(法律文化社)
『歓迎されない人々 フランスのアラブ人』タハール・ベン・ジェルーン著 高橋治男/相磯佳正訳(晶文社)

だそうで。読んでもない本を紹介するのもどうかと思うが、今回の「暴動」をきっかけに関心を持った・強めた方に参考まで。

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November 05, 2005

定住外国人問題関連イベント(11月後半以降)

 特別国会も終了。今年ももう残り僅かということになります。そろそろ来年のイベントの報せが舞い込んでくるようになりました。

 年明けの通常国会は出入国カードの導入を目指す入管法改正案をはじめ当ブログ注目の法案が上程される見込み。まもなく、法案は年内から与党各党との調製の時期を迎えます。
 年末には規制改革・民間開放推進会議を初めとする審議会から答申があり、これが後に続く法案の骨子を予想させるものになるでしょう。まずはそこに注目。
 法案の閣議決定が2月末、年度末前後の予算通過後の審議が始まることになります。
 圧倒的に与党が強くなった国会とはいえ、通例にしたがえば参院先議だが…、やっぱり年末年始にヤマがあるはずだなぁ。


第21回SGRAフォーラム
「日本は外国人をどう受け入れるべきか:留学生」

政府は83年の10万人計画以後の積極的な政策を打ち出していない。日本は今後どのような理念に基づいて留学生を受け入れるべきなのか考えようと、「よき地球市民」の探求を唱える学際的研究者ネットワークのSGRAが「日本は外国人をどう受け入れるべきか」について開く3回目のフォーラム。
 横田雅弘氏(一橋大学留学生センター)白石勝己氏(アジア学生文化協会)の講演のほか、元日本留学生の追跡調査の発表、およびパネルディスカッションが開かれる。

 【と き】2005年11月23日(水・祭)14:30~17:30、終了後懇親会有
 【ところ】東京国際フォーラム ガラス棟G602会議室
(JR東京駅より徒歩5分、JRおよびメトロ有楽町駅より徒歩1分)
 【ひよう】無料。懇親会は会員1000円、非会員3000円(要予約)。
 【問合せ】関口グローバル研究会(SGRA:セグラ)


今野家 東・東北落語
難民支援チャリティー寄席

宮城県を中心にフリーパーソナリティとして活躍中の今野東が、東北弁による新たな笑いと話芸の確立を目指して1997年5月に発足させた『民話寄席プロジェクト』による特別寄席。本公演の収益の一部を、難民支援のために役立てようというもの。

 【と き】2005年11月22日(火) 18:30開場/19:00開演
 【ところ】日本教育会館・一ツ橋ホール
 【ひよう】3000円(税込み・全席自由)
     チケットぴあ(Pコード 363-801)
 【問合せ】022-776-4145(コノミックス)


■「外国人人権法連絡会」結成記念集会
「共生」と「平和」のビジョンに生きる
―排外主義に抗し、人権と反差別の法制度の実現をめざして―

テロや犯罪抑止を名目にした排外主義。現在、マイノリティをスケープゴートとする監視・抑圧システムが構築されようとしている。こうした動きに抗して共生社会の仕組みづくりをするために、人権および反差別の法制度創出をめざすネットワークの発足を記念して開かれる集会。プログラムは佐藤信行氏(外キ協)の「なぜ外国人人権基本法か、なぜ連絡会か」、武者小路公秀氏の「いま日本に求められているもの」といった講演のほか、各グループからのリレートークなど。

 【と き】12月8日(木)18:30~20:30
 【ところ】日本教育会館 902号室
     (千代田区一ツ橋2-6-2/都営・営団地下鉄「神保町駅」から徒歩3分)
 【ひよう】1000円(学生500円)
 【問合せ】移住連事務局


■「外国籍住民との共生社会の創造」
~「滞日LATINOS」と外国籍住民の「人権」問題を中心に~

神奈川大学の人間科学部設置記念シンポジウム。「滞日LATINOS」と外国籍住民の「人権」問題を取り上げようと、同大の「外国籍住民との共生社会の創造」研究会が企画。1日目は日系人の定住化をテーマに丹野清人氏(首都大学東京)鎌田ファチマ氏(IPC編集部)、山脇千賀子氏(文教大)、堀口江利氏(IPC記者)。2日目は外国籍住民の人権をテーマに、高橋徹氏(かながわ外国人教育相談)、関聡介氏(弁護士)、禹載星氏(神奈川朝鮮学校)、平野裕二氏(ARC)が講演。

 【と き】2005年11月26日(土)~27日(日)各10:00~17:00
 【ところ】神奈川大学みなとみらいエクステンションKUポートスクエアー
     (横浜みなとみらい地区、クイーンズタワーA、14F)
 【問合せ】nagano@s3.dion.ne.jp (永野)宛


■変えよう! 難民を追いつめる国
止めよう! 収容と強制退去

東日本最大の収容施設がある茨城県で活動している、牛久入管収容所問題を考える会の活動報告会。

 【と き】2005年12月10日(土) 14~17:00
 【ところ】茨城県つくば市文化会館アルスホール
     (つくばエクスプレスでも至便らしい)
 【ひよう】500円(資料代)
 【問合せ】牛久入管収容所問題を考える会

■「医療通訳セミナー・医療通訳を考える全国会議2006」

「ことばと医療の問題を考える」をテーマに、(特)多言語社会リソースかながわ(=MICかながわ)が開催するネットワーク型の会議。国内外の医療通訳先進事例をもとに、全国各地域の多様な関係者が課題を議論し、今後の方向を考え、全国的なネットワークを構築をめざす。
 分科会は、医療機関や現場が求める医療通訳像を討議する「医療分科会」と通訳の質的向上の課題から考える「医療通訳分科会」、サービスを提供する仕組みや、財源、さらに行政・NPOとの協働などの課題を議論する「システム」分科会の3つ。

 【と き】2006年1月28日(土) 10:30分~19:00(交流会まで)
 【ところ】かながわ労働プラザ        (JR石川町徒歩7分、関内徒歩10分)
 【ひよう】会議1,000円  交流会1,000円
 【問合せ】MICかながわ 

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